当院からのお知らせ

2024年6月から千葉市医療機関での生活習慣病のボッタクリ加算3300円に要注意

患者負担を少なく賢く通院するために

2024年6月から生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症)で通院されている方に新たな負担(3300円 自己負担は1割~3割)を請求しようとするクリニックが増えそうです。当院ではこの生活習慣病加算をボッタクリ加算と判断します。

その理由は以下になります。(専門的な話も含むのでなるべく手短に解説します。)

1,この加算は本来医師、看護師だけでなく管理栄養士、運動療法士、歯科・衛生士など多職種のチームで一人の患者さんを管理計画を立てて請求できるものです。医師看護師しかいない小規模の医療機関が加算して患者さんに負担を押し付けていいものではありません。

2,この加算は数か月に1回丁寧な指導をする代わりにそれ以外は患者さんの通院する負担を少なくするために60日~90日の長期処方を義務としています。また医療機関を受診しなくて済むリフィル処方箋、電子処方箋も推進するのが条件です。

従い今のように1ヵ月に1回通院させ多職種による入念な生活療養指導を行わず30日分しか薬を処方しながらこの加算3300円を請求する医療機関はボッタクリです。

生活習慣病で通院している方は以下のことにご注意ください。

1,6月以降「この書類にサインして」というクリニックに要注意。
これは生活習慣病加算の同意書のサインです。このサインをすると1年間は毎回3300円が加算されます。

2,「ここにサインしないと診療できない。」は違法です。
厚労省からの指示でそうしたことはありません。またサインするしないのとでは何が変わるのか聞いてみましょう。(多分今までと同じです)

3,「この紙にサインしないと処方箋出さないよ。」これも違法です。
なんだったら当院で同じ処方箋出してあげます(笑)それで一度手持ちの薬が足りなくなるのを防ぎまた。次にそのかかりつけの医療機関を受診してみましょう。今度はサインを要求するのを諦めるかもしれません。
サインしますから代わりに長期処方をお願いできますか?というのも手です。

4,私を信頼してサインしてくれ。という医師看護師にはこう答えましょう。
この医療機関のことは信用してこれからも通院したいのですが理由がわからないものにサインはできません。この療養計画書には最初から文字数字が記入されていて指導と言っても文章を読み上げられただけではないですか?これで3300円かかるのですか?と質問してみましょう。

本来必要な方のみに入念な生活療養指導を行いその手間暇かけての労力分として請求されるべきものです。多くの国民が実質賃金が低下している時代に医療機関クリニックだけこのような患者負担を請求するのは当院は断固反対します。スタッフの給料を上げるためにベースアップ加算を請求すればよいのです。(この加算を当院は6月から職員の賃金を上げるのに使うため窓口負担が10~30円増えます、どうかご理解ください)国民が払う社会保険料税金から生活習慣病加算の費用が出ています。この加算は医療機関への懐に入り患者さんの負担を増やすだけでなく未来の世代にツケを回すものです。

結論

6月から生活習慣病加算を取るためにサインを要求する医療機関はボッタクリです。職員の給料を上げたいなら当院のようにベースアップ加算を請求すればよいのです。
医療機関の見分け方として職員の給料も上げず生活習慣病加算を請求する医療機関はその分を自分の懐に入れようとするボッタクリ医療機関と判断して差し支えないでしょう。
なおこの記事を知人やご家族にご紹介したりネットSNSなどで拡散してもなんら差し支えありません。

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